マレーシアラウンド代替の第4戦Malaysian
JGTC in FUJI SPEEDWAYが7月12、13日と、富士スピードウェイで開催された。今回は、ひとりのドライバーが30周を走りきるスプリントの第1レースと、給油のためのピットインを含む50周の第2レースが予定されていたが、悪天候のために2レースとも短縮されることとなった。#22「モチュールピットワークGT−R」は第1レース4位、第2レース2位と活躍し、総合2位を飾った。
13日の決勝レースは、予定の時刻を過ぎてもあ
たりを覆う霧が晴れず、天候の回復を待ち、約1時間後、霧が晴れたため、レースは短縮して行われることになった。30周から20周に短縮された第1レースは、スタート直前にはコースの水ははけ、大部分でドライ路面が現れていた。各チームは、短時間にタイヤ選択を迫られ、慌しくタイヤ交換を行っていた。
第1レースは、影山#22 GT−Rが、6番グリッドからスタート。序盤は一時順位を下げたが、4周目に4位に浮上。安定した速いラップタイムで周回していた影山は、7周目にはチームメイトの#23
GT−Rのわずかなスペースを突いて3位に浮上。14周目にはポールポジションの#38スープラをパスし、2位となった。しかし、19周目に本山の#23
GT−Rとのサイドバイサイドの争いの末に先行を許し、ファイナルラップにドライタイヤをはいた#39に抜かれて4位となり27ポイントを獲得した。
30周に短縮された第2レースでは、完全なウェットとなり、スタート早々、2周目の1コーナーでアクシデントが発生。セーフティカーが導入され、8周目にレースが再開された。4位スタートの#22
GT−Rのリチャード・ライアンがハードプッシュで2位となると、徐々に#12カルソニック
GT−Rとの差を詰め、特にレース中盤からは2台の激しいトップ争いが会場を興奮させた。しかし、#12はレースリーダーのポジションを譲らずそのまま逃げ切った。トップは取れなかったものの、#12とほぼ同じペースで周回を重ねたライアンの#22
GT−Rは、3位以降を寄せ付けることもなく30秒以上の大差をつけて2位(29ポイント)を確定した。30周目の#12との差は僅かに1.3秒。第1レース、第2レースの合計56ポイントで、総合2位を獲得した。
その他GT500クラスでは#23「ザナヴィニスモGT-R」が総合5位、#18「TAKATA童夢NSX」が総合8位、GT300クラスの#3「ハセミスポーツ・エンドレス・Z」はトップスタートながらもワイパートラブルで後退、クラス3位でフィニッシュした。
リザルト:
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GT500 |
No. |
クラス順位 |
チーム名 |
1 |
12 |
500-1 |
カルソニックスカイライン |
2 |
22 |
500-2 |
モチュールピットワークGT-R
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3 |
39 |
500-3 |
デンソーサードスープラGT |
4 |
38 |
500-4 |
auセルモスープラ |
5 |
23 |
500-5 |
ザナヴィニスモGT-R
|
6 |
1 |
500-6 |
エッソウルトラフロー
スープラ |
7 |
36 |
500-7 |
WOODONE
トムススープラ
|
8 |
18 |
500-8 |
TAKATA童夢NSX
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GT300 |
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1 |
55 |
300-1 |
ECLIPSEタイサンADVANバイパー |
2 |
11 |
300-2 |
JIM
RodeoDriveアドバンF360 |
3 |
3 |
300-3 |
ハセミスポーツ・エンドレス・Z |
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次戦
: 富士 8/2-3
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