11 月7日-9日、イギリス ウェールズにてWRC第14戦、グレートブリテンラリーが開催された。この最終戦では、5ポイント差で4人のドライバーがタイトルを争う、史上最も激しい決戦となり、S.ローブ、C.サインツ、P.ソルベルグの3人はこのグレートブリテンラリーを制した時点で自動的にシーズン優勝が決まるという、スリリングなものとなった。
7日の第1レグ。ペター・ソルベルグはS.ローブとの激戦を制し、首位を確保、トミ・マキネンは3位につけ、スバルチームは2台とも快調。翌日の第2レグでは全ステージでペター・ソルベルグがトップタイムを叩き出し、2位との差を広げた。最終日も順調に快走、ソルベルグは冷静に作戦通りのパフォーマンスを見せ、2位と40秒以上も差をつけての大勝となり、SUBARU陣営は6度目のFIA世界ラリー選手権タイトル取得の喜びで沸いた。
ペター・ソルベルグは28歳、WRCでの初優勝はわずか一年前である。その彼が、今シーズンは4度の優勝、48のステージトップタイム、7回の表彰台という偉業を達成しての優勝である。またノルウェー人としてはじめてのWRCチャンピオンを獲得、歴史にその名を残すことになった。
また、全盛期のうちに身を引きたいということで、トミ・マキネンは今期限りでWRCフル参戦から引退することとなっているが、今回グレートブリテンでの3位フィニッシュは、同ラリー自己最高位、華々しい頂点からの引退となった。また、ラストランで情熱的なパフォーマンスを披露した、マキネンにインマルサット・スター・オブ・ザ・ラリー賞(最もインパクトがあ
った、ラリーに関係する全ての人が対象となる。http://www.inmarsat.com/wrc/star.htm
英語)が授与された。
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