今シーズンの最終戦は、秋晴れに恵まれたTIサーキット英田で行われた。4クラスの内、GP125のTeam HARC−PROの青山修平選手とJSBのケンツJトラストモジョウェストの北川圭一選手(MOTUL)はすでにシリーズチャンピオンを決めているが、ST600とGP250はこの最終戦で決定する。
ST600クラスは、予選2位の辻村選手と予選3位の小西選手のマッチレースとなる。両者はシリーズポイントでもチャンピオン争いを繰り広げており、最終ラップまで白熱したバトルを繰り広げた。辻村選手は小西選手を僅差で抑え優勝したものの、小西選手が2位となったため、小西選手のシリーズチャンピオンが決まった。
GP125クラスは、予選3位からスタートした#5X−boxTEAMウィリー菊池選手(MOTUL)がオープニングラップをトップでクリアしレースをリードする。しかし、4台のトップ争いは最終ラップまで続き、菊池選手は2位でフィニッシュとなる。
今シーズンは多くのアクシデントに見舞われたが、終盤2戦でポイントを稼ぎ、シリーズ4位で締めくくった。
GP250クラスは、シリーズポイント1位の青山選手と2位の小山選手が予選でもそれぞれ1位2位とマッチレースの様相。決勝レースでも2台は白熱したトップ争いを演じ、僅差で小山選手に軍配が上がった。小山選手は優勝したものの青山選手が2位となったため、シリーズチャンピオンの栄冠は青山選手に上がった。一方、昨年度チャンピオンの#1
HITMAN RC甲子園ヤマハ嘉陽哲久選手(MOTUL)は、この一年間最後まで波に乗れずシリーズポイント7位。#12Jレーシング徳留真紀選手(MOTUL)は最終戦までをシリーズ3位でつけ、逆転チャンピオンの可能性を残していたが、8位フィニッシュでシリーズ4位となる。
JSBクラスの決勝には、フルグリット40台中18台のMOTULユーザーが並んだ。すでにシリーズチャンピオンを決めている#59ケンツJトラストモジョウェスト北川圭一選手(MOTUL)は、優秀の美を飾るべくポールポジションからスタートし、独走態勢を築く。レース中盤以降は後続とのマージンを見ながらの走りで、見事優勝を飾った。これでシリーズポイントは2位と32ポイントの大差をつけることとなり、今年の圧倒的な強さを物語った結果となった。
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