2003JGTC第7戦 オートポリス GT500クラス#23ザナヴィニスモGT−R(MOTUL) GT300クラス#3ハセミスポーツ・エンドレス・Z(MOTUL) 両クラスともに最終戦鈴鹿でシリーズチャンピオンの期待がかかる!
10月25日-26日、九州のオートポリスにて2003JGTC第7戦が行われた。 25日 (土)の予選は、九州初の公式戦を祝うかのような秋晴れの中おこなわれた。ここオートポリスでは4年前にオールスター戦が開催された。したがって、各チームとも走行データが少なく混戦が予想される。また、コースレイアウトも他のコースと異なり、ピットロードがコース外周に位置される。そのため、給油口がサイドに搭載されるマシンは左右逆に設置させるか、ホースを延長しコース側から給油しなければならない。GT−R勢の#22モチュールピットワークGT−Rはコースレコードを塗り替えるタイムで予選3番手を獲得。ウェイトハンディ90kgの#23ザナヴィニスモGT−R(MOTUL)は、予選8番手となる。一方#18TAKATA童夢NSX(MOTUL)は、セッティングに苦しみ10番手となる。 GT300クラスは、ウェイトハンディ60kgに苦しむ#3ハセミスポーツ・エンドレス・Z(MOTUL)がクラス7番手からのスタートとなる。 10月26日(日)の決勝も、心地よい日差しのレース日よりで午後2時にローリングスタートが切きられた。予選どおりのポジションイングでオープニングラップを終えるかと思われたスタートだったが、#22は#1に後ろから追突されスピンし12位までポジションを落としてしまう。ここオートポリスは抜きどころの少ないサーキットのため、優勝を狙っていただけにこのアクシデントは悔やまれる。しかし、諦めずに8位までポジションを挽回し、ドライバーチェンジをする。#23は好スタートを切り、ウェイトハンディをカバーした走りを見せ、6位でピットイン。終盤、GT−R勢は5・6・7位と連なり走行。チャンピオン争いしている#23をバックアップする。#18は他車との接触により足回りにダメージを追いリタイヤとなってしまう。 #23にポイントリードする#1は4位でフィニッシュ。#23が5位、#22が6位でフィニッシュしたため、シリーズポイントは6ポイントに広がったが、最終戦鈴鹿では、#1よりウェイトが20kg軽くなるため十分にチャンピオンの可能性を残した。 GT300クラスの#3は序盤からアグレッシブな走りで、4位までポジションを上げてゴールとなった。こちらもポイントリーダーとのビハインドは11ポイントのため、得意な鈴鹿で逆転のシリーズチャンピオンを狙う。
松田次生 / アンドレ・ロッテラー