今年に入ってすでに第3戦を迎えた、WRC、世界ラリー選手権。今回は初のメキシコでの開催となり、SUBARUはニューマシーンも投入、期待がかかる。
前回は3位入賞とポイントを獲得している、ディフェンディングチャンピオンのペター・ソルベルグ(SWRT−MOTUL)は初日の第1ステージからベストタイムを叩き出すなどニューマシンの華やかなデビューに花を添えたが、不運なペナルティにより、初日が終わる時には13番手まで順位を落としてしまう。しかし翌日のレグ2では、なんと6ステージ全てをベストタイムで制覇、一気に5位まで順位を上げた。最終日にも更に順位を上げるべく追い上げ、4位入賞でフィニッシュした。今年からSUBARUチームに加わったチームメートのミッコ・ヒルボネン(SUBARU-MOTUL)もWRC自己最高の5位入賞を果たし、チームにマニュファクチャラーズポイントをもたらした。
ソルベルグはトータル9つのステージでベストタイムを獲得するなど、ニューマシンのポテンシャルを遺憾なく発揮、今後の活躍に更に期待がかかる。
一方、メキシコが第2戦となった、プロダクション世界ラリー選手権参戦中の新井敏弘選手(SWRT-MOTUL)は前回スウェディッシュラリーでトラブルに巻き込まれ6位になった雪辱を晴らすべく、最初のステージをベストタイムでスタート。その後ブレーキミスでタイムをロスするが、2位で初日を終え、最終日もN.マクシェアの激しい追撃をかわし2位表彰台を獲得した。
次回4月のニュージーランドラリーでは、「昨年同様、優勝を狙っていくしかないですね」と意気込みが上がる。
ドライバーズポイントランキング:
ランキング |
ドライバー |
マニュファクチャー |
ドライバーポイント |
1 |
S.ローブ |
シトロエン |
20 |
2 |
M.マルティン |
フォード |
20
|
3 |
M.グロンホテルム |
プジョー |
16 |
4 |
F.デュバル |
フォード |
14 |
5 |
P.ソルベルグ |
スバル |
13 |
6 |
C.サインツ |
シトロエン |
10 |
7 |
J.トォヒノ |
フォード |
5 |
8 |
M.ヒルボネン |
スバル |
4
|
マニュファクチャラーズポイントランキング:
順位 |
マニュファクチャラー |
ポイント |
1 |
フォード |
40 |
2 |
シトロエン |
30 |
3 |
プジョー |
21 |
4 |
スバル |
19 |
5 |
ミツビシ |
5 |
|