4月29日、30日と宮城県仙台市のスポーツランド菅生にて、D-1
グランプリ Rd.2と、D-1 ストリートリーガルのRd.3が行われました。
今年からMOTULはオイルの開発の為、NISMOがサポートしている、昨年のチャンピオンマシン「#1
シルビア S15」に技術協力という形でサポートを始めました。
アメリカ、カリフォルニアのアーウィンデール・スピードウェイで行われた第1戦では#1の風間選手が見事優勝を飾りましたが、今回は1回戦で100点満点を出すなど好調だったにもかかわらず、ベスト16で予想外の敗退。スピードでも他を寄せ付けない165km/hを出し、迫力のドライビングを披露していただけに残念。次戦に期待したい。
1回戦で16台に絞られた後、2台づつの追走でトーナメント方式で決着をつける為、あちこちで番狂わせが発生。結局最初から好調だった
スカイライン(ER34)の#6野村謙選手が1年ぶりの優勝を決めました。
D-1って?
D-1とはドリフト走行のかっこよさで勝敗を決める競技です。ドリフトとは後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法。タイムを競うのではなく、かっこよさ、つまりコーナーへの進入スピード、ライン、ドリフト中の角度、迫力などから審査員が勝敗を決めていく。
審査員は土屋圭市と鈴木学、両氏。予選、1回戦は単走による採点で、本番走行は通常3本。1回戦では最高得点の高い順に16名のみが追走トーナメントに出場できる。追走トーナメントでは対戦する2台が、先行と後追いを入れ替えて計2本で勝負。先行は後追いを引き離せば勝ち、後追いは先行のインに入れば勝ち。アンダーステアやスピンがあれば大幅減点となり、2本で勝負がつかない場合はサドンデスでの決着となる。
マシンはAE86やシルビアS15などが多く、600hpオーバーのマシンも多く、エンジンはトップチューナーでも安全マージンよりもパワー重視。#1の藤岡監督も、ハラハラしながら見ているとか。LSDへの負荷も高く、オイルの使用状況は過酷。D-1はUSA、ニュージーランド、マレイシアでも開催されており、迫力のあるガチンコ勝負に、これからもD-1人気は高まりそうだ。
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