7月16-18日、世界ラリー選手権第8戦、ラリー・アルゼンチンが行われた。
今シーズン2回目のアメリカ大陸イベントは全16戦の折り返し地点にあ
たる。
パンパスやコルドバ市街地に程近い丘を駆け抜けるコースは「1年で最も美しいラリー」に選ばれることも多い。また最も高地で開催されるラリーのひとつで、多くのステージが標高1000メートル以上。また南半球の冬にあ
たるこの時期、気温は20度から凍るような寒さと幅ひろく、状況の予測がつきにくくなっている。
ラリーは最初からSUBARU(MOTUL)のペター・ソルベルグが木曜日夜のスーパーSSから総合トップに立ち、金曜日もベストタイムを出すがウォータースプラッシュへの侵入スピードが高すぎてフロントにダメージを負い4番手に後退。その後も不運に見舞われ、エンジンストップでリタイアとなった。
一方ミッコ・ヒルボネンは多少トラブルに見舞われながらも第1レグを6位で終えると、第2レグ終了時は4位にポジションアップ、第3レグは、グラベルでは自己初のステージベストを叩き出すなど、活躍を見せ、WRC自己最高位の4位でフィニッシュ。今後の活躍に期待がかかる。
次戦は8月6-8日ラリー・フィンランド。
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