5月16日、茨城県筑波サーキットにて全日本ロードレースが行われた。
JSB1000クラスはタイヤ選択で明暗が分かれた。レースは路面がウェット状態から始まり、ほとんどのライダーが前後ウェットかカットスリックを選択する中、中冨伸一(ヤマハYZF-R1:Motul)は前後スリックをチョイス。5位からのスタート後、レース前半は一時15位まで順位を下げるが、その後路面が乾いてくるとともにペースアップ。驚異的追い上げを見せ、残り3周時点でトップの井筒(ホンダ)とは8秒以上の差がついていたが、最終ラップで見事逆転、劇的初優勝を遂げた。
またST600クラスではポールポジションを獲得した沼田選手(ヤマハYZF-R6:Motul)がトップを快走、そのまま8年ぶりの優勝を収めた。
GP125では菊池寛幸(ホンダ-Motul)がポールポジションを獲得したが、トラブルでリタイアした。
次戦は6月13日もてぎにて。
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