10月30日(土)〜31日(日)、大分県の「オートポリス(1周4674km)」で全日本GT選手権 (JGTC)第6戦が開催され、予選3位からスタートした#1「ザナヴィ ニスモZ」が、レース半ばに首位に踊りでるとリードを拡大して逃げ切り、開幕戦に続き今季2勝目を挙げた。これにより、本山哲とリチャード・ライアンは選手権 ポイントで首位となり、有利な位置で最終戦に臨むこととなった。

予選ではおしくも3位となったザナヴィニスモZだったが、決勝では本山哲が好スタートを切る。しかし、第1コーナーでオーバースピードで飛び出してしまい、順位を5番手まで下げてしまう。その後激しく追い上げ、オーバーテイクや上位走行車のスピンなどによって、2位まで上げ、ライアンに交代する。
ライアンは先行する#25を猛追。逃げようとする#25のタイヤの磨耗を待ち、43周目でとうとうトップを奪い、そのままチェッカーを受けた。本山/ライアン組はチャンピオンシップでも11ポイント差のトップとなり、最終戦でチャンピオンシップ決戦に挑むことになる。

一方 モチュールピットワークＺは9位からスタート。堅実な走行を見せ、一時11位まで順位を落とすが、最後にはまた9位でフィニッシュラインを超えた。

ＮＩＳＭＯは今季のチーム優勝を決めた。

次回のシリーズ最終戦は11月19、20日鈴鹿にて。