11月20日(土)〜21日(日)、三重県鈴鹿市鈴鹿サーキットにおいて全日本GT選手権(JGTC)最終戦の「SUZUKA
GT 300kmレース」が行われ、シリーズポイント首位でこのレースに臨んだ#1「ザナヴィ
ニスモZ」の本山哲/リチャード・ライアン組は、120kgのハンディウェイトながら予選11位からスタートして7位でゴール。ポイントを追加して本年のJGTCドライバーズチャンピオンに輝いた。
前戦の第6戦オートポリスで既にJGTCチーム優勝を決めていたニスモは、ドライバー部門・チーム部門の両方でチャンピオンを獲得し、ニューカーのデビューイヤーに04シリーズを完全制覇することとなった。スタート直後の混乱に巻き込まれてコースアウトした予選6位の#22「モチュールピットワークZ」(影山正美/ミハエル・クルム組)は、電気系統のトラブルにより、レース中盤にリタイヤとなった。
#18「TAKATA童夢NSX」(Motul)はスタート直後のコーナーで行き場を失い、コース内側の縁石に乗り上げてハーフスピン、2台を巻き込みコースアウト。一時は20番手まで順位を落とすが、トップグループとも大差ないペースで猛追するが、12位が精一杯であった。
一方GT300クラスは最終戦で勝たないとシリーズチャンピオンが狙えない状況。ポールのNo.43
ARTA Garaiyaと予選2番手のNo.16
M-TEC NSX−Motul(山野哲也>八木宏之)、3番手だったNo.10
JIM GainerアドバンF360の3台が序盤から接近戦を展開。その後テールトゥノーズ、時にサイドバイサイドのバトルを延々と繰り返すが、ピット作業時間で勝敗がつき、No.16が優勝、シリーズチャンピオン&チームタイトルを獲得した。
これでMOTULはJGTC GT500クラス、GT300クラスと、完全制覇を成し遂げた。
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