WRC(世界ラリー選手権
)ウェールズ・ラリーGBは昨年までは毎年最終戦として長く伝統をを誇っていたが、今年はカレンダーが改正され9月開催に変更になった。季節的には秋にあたり、にこれまでよりドライで温暖なな気候が予想されていた。
またペター・ソルベルグは2002年、2003年とこのイベントを連覇しており、スバルにとってもソルベルグにとっても相性は抜群。3連覇が期待された。
レグ1で、天候は雨と霧とマディなグラベルとなったが、ペター・ソルベルグは3回のステージウィンを飾り、8.4秒差でセバスチャン・ローブ(シトロエン)に続く2位につける。
レグ2では3位との差も広がり、ソルベルグとローブの一騎打ちの様相となってくる。ソルベルグはまた3回のステージウィンを飾り、ローブに7.3秒差と詰める。好調の波に乗るソルベルグは最終日に全てをかけ、レグ3ではラスト3ステージで、ペターは脅威のドライビングを見せ、一気に3.5秒差につける。続くステージで、しかも後半で一気にローブを逆転、5.7秒差をつけトップに躍り出、そのままフィニッシュ。見事ラリーGB3連覇を達成した。
ソルベルグも、「記憶の中で最もハードでベストフィニッシュのひとつ」とコメント。誰にも文句のない勝利であった。
チームメイトのミツコ・ヒルボネンも好調な走りを見せ、総合7位でこのイベントの初完走と健闘した。
次戦は10月1-3日、ラリー・ド・イタリア・サルジニア(イタリア)。
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