6月3日-5日に、FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)第4戦、ラリー・トルコが行われた。PCWRCとしては初めての開催となるトルコだが、轍の深いグラベルコースに加えて、暑さもあり、波乱のラリーとなった。
その中で新井はレグ1を石だらけのコースに苦戦、5位で終了、2日目は快調に走り4位、そして最終日。この日はわずか2つのSS区間、49.8kmを残すのみ。
ここで新井は最初のSSでスーパータイムをたたき出し、3位に浮上、1位のリガドにも14.7秒と詰め、このイベント最長の最終SSを迎える。そしてなんと首位のリガドをも捕らえるタイムを出し、わずか1.6秒差で劇的な逆転優勝を勝ち取った。
この優勝により10ポイントを獲得した新井はポイントリーダーを死守している。
次戦は「ラリー・アルゼンチン」(7月15日ー17日)。
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