全米最高峰のレース、デイトナ200マイルレースを照準にデビューしたXBRR。日本でも人気の個性派空冷Vツイン、BuellのXB12Rをベースに、AMA・フォーミュラエクストリームクラスを走らせるレース専用マシンとして世界でたった50台が製作されたスペシャル・バイクが、日本でレースに参戦する為に入ってきた。採用されたオイルはMOTUL。
150馬力を産み出す1340ccの空冷OHVエンジンは、エンジンオイルには過酷な環境だ。MOTULはXBRRに選ばれたことで、その信頼性の高さを証明している。
日本にやってきたXBRRは9月12日にシェイクダウンを敢行したばかり。テストもままならない状況で、9月24日、鈴鹿サーキットで開催されたレース・FUN&RUNのX-FORMULAクラスに出場した。予選では転倒車のまいた砂がレコードラインを塞ぐ中、並みいる強豪を圧倒的なタイム差で抑えて堂々のポールポジション。鈴鹿8耐でも決勝進出が出来るタイムだ。決勝では残念ながらトラブルによりリタイヤとなったが、更に車体まわりの熟成が進めば、国産1000ccクラスとの勝負も夢ではない。戦闘力の高さは証明できたといえよう。
この日は他にもBuell Battle
Fieldというビューエルワンメークレースが行われ、またパドック内ではビューエルの試乗会が続けられるなど、秋晴れの鈴鹿はBuellカラーに染まっていた。
XBRRの使用オイル:300V
4T Factory Line 15W50,
RBF600
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