FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)の最終戦が11月30日〜12月2日にイギリスにて行われ、チャンピオンに大手を掛けていた新井敏弘選手(SUBARU-MOTUL)が2005年に続く世界チャンピオンに決定した。
新井選手は今年2戦目以降は調子を上げ、10月のジャパンラリーではチャンピオンを決める勢いだったが、地元開催とワークス勢の不調がプレッシャーとなってか痛恨の0ポイント。このジャパンラリーで今年の参戦が終了した新井選手は、後の2戦結果を待つのみとなった。
ラリージャパンに続くアイルランドではライバルのポッゾが2位に入り、優勝の可能性を残して最終戦に参戦することとなったため、優勝は決まらず。今回の最終戦でポッゾが初日にコースアウトしリタイヤ、翌日再スタートしなかったため優勝が決まった。2002年の同チャンピオンシップ開催以来、2度のチャンピオンは新井選手が初めて。
12月7日にはモナコでFIAの表彰式が行われ、そこで正式に2007年P-WRCチャンピオンに認定されることとなっている。
既に2008年のニューマシンでテストを繰り返している新井選手。来年の活躍も楽しみである。
|