9月15日、16日とMotoGP第14戦、ポルトガルGPがエストリアルサーキットにて行われた。スペイン各地より近いこのサーキットの4万人を超える観衆の多くが国境を越えてやってきた。
3番グリッドからスタートしたロッシ選手だが、出遅れ5番手で第1コーナーに進む。しかし今回は好調で、スタート後からプッシュが利き、すぐさま4位走行のメランドリ(HONDA)をパス、2周目には3位走行のヘイデン(HONDA)をパス。3位に浮上し、ランキング1,2,3位のバトルが始まる。
1位はポールスタートのC.ストーナー(DUCATI)だったが、スタート直後からタイヤのグリップがうまくいかないのかペドロサ(HONDA)に2周目にはパスされてしまう。2位になったストーナーを徐々に追い上げてきたロッシが9周目にストレート後のブレーキングで見事にパス。
その後ペドロサとのバトルを繰り広げ、トップの座を競り合うも、残り13周でまたペドロサがトップを奪い返す。その後一瞬ペドロサのミスでロッシがパスするも、直後にロッシも同様のミスで抜き返される。その後ロッシはペドロサの背後でチャンスを狙いすまし、ラスト2周でトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って、アッセンでの優勝以来の勝利をものにした。
今週末はいよいよ日本GPがツインリンクもてぎで開催される。今回で76ポイント差に詰めたとはいえ、依然ストーナーがダントツランキングトップは変らない。残り4戦、YAMAHA,SUZUKIチームの活躍を期待したい。
14戦リザルト:
順位
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ライダー |
マシン |
1位
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V.ロッシ |
YAMAHA
YZR-M1 |
2位 |
D.ペドロサ |
HONDA |
3位 |
C.ストーナー |
DUCATI |
4位 |
N.ヘイデン |
HONDA |
6位 |
J.ホプキンス |
SUZUKI
GSV-R |
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