5月31日、6月1日と、栃木県ツインリンクモテギにて、2008
FIM SPEAトライアル世界選手権「ウィダー日本グランプリ」が行われた。
トライアルはまだ馴染みの無い方も多いと思うが、減点法で採点され、総合減点数の少ない人の勝ちとなる。コースには全15箇所のセクションが設けられ、それぞれを1分半以内に走行しなければならない。ノーミスは「クリーン」と呼ばれ、ゼロ点、1回足をつけば減点1。足を2回つけば減点2、3回以上は何回足をついても減点3。コースアウトや、バイクがバックしてしまったり、エンジンストールなどは即減点5となる。
それぞれの選手に「マインダー」と呼ばれる、色違いの同じゼッケンをつけている人がおり、選手へのアドバイスや時間の計測、クラッシュしそうになったらバイクをつかんでライダーを助けてくれたりする。そしてこのマインダーがマシンに触ったらそれも即5点減点となるのである。
レースとしては15箇所のセクションを1日で2周し、減点の総得点が少ない人の勝利となる。
それが2日開催の日本GPでは2日連続で行われた。
初日の土曜日は生憎の朝から雨。モテギのコースの外の遊び場の方の崖や岩の壁などに作られたセクションはどろどろで、難しいセクションでは世界のトップライダーも次々と5点減点になるなど困難を極める。
その中でも昨年のチャンピオンの#1 Repsol
Montesa HRCのトニー・ボウ選手は2位に20ポイント以上の差をつけて初日優勝を飾る。2004年にチャンピオンを獲った日本人トップライダーの藤波選手は3位。MOTULのサポートするYAMAHAの黒山健一選手が6位、野崎史高選手は12位。
翌日曜日は打って変わって晴天。昨日より断然に良いコンディションだ。各ライダーも昨日とは打って変わって良いライディングを見せた。トップも一時藤波選手となったり、#2のアダム・ラガ選手(Gas
Gas)となったりと接戦を見せるも、最後は#1のトニー・ボウ選手が上手さを見せ、昨日に続き見事優勝を飾った。#23の野崎史高選手も6位に入るなど健闘した。
*Cafe
de MOTUL SQUARE
この2日間、MOTUL SQUAREメンバーの方限定にてモテギのパドック内にあるMOTULブースにてコーヒーサービスを行いました.。ご来場の皆様、ありがとうございました。
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