10月25-26日、日本で初めて岡山国際サーキットにて
WTCC(FIA 世界ツーリングカー選手権)が開催された。
WTCCとは?===================================
WTCCは、2005年にそれまでのETCC(ヨーロッパツーリングカー選手権)を発展させる形でスタート。F1、WRCと並ぶ世界三大レースのひとつで、市販車をベースとして改造されたマシンが競い合うツーリングカーレースの最高峰に位置している。
このWTCC、1イベントが2レース制となっており、1レースの走行距離は50km(F1では約300km)という超スプリント。レースの周回数が非常に少ないため、遠慮もなくバンバンぶつかり合い、クラッシュも当たり前だ。しかも2レース目までの時間は15分しかなく、クラッシュや接触を繰り返したマシンを修復するのもピットでの超スピード作業が要求される。
土曜日の予選によってグリッドが決まり第1レースはローリングスタート。第2レースは第1レースのリザルトが反映され、1位〜8位がリバースグリッドとなる。つまり第1レースで8位だったマシンがトップスタートとなり、連勝するには8位からの追い上げが必須となる。また重量ハンデ制もあり、これらのルールで更にレースが面白くなっている。
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そんなレース好きも大興奮のレースが今年日本に上陸したのだ。
MOTULは今回無限がエンジンを供給した、Nテクノロジーのホンダアコードをサポート。ドライバーはジェームズ・トンプソン
第1レースでは終盤に他のマシンとのバトルの末、ぶつけられスピンアウト。コースには戻るものの14位。インターバルでは、さすがイタリア人?という豪快な応急処置を経ての第2レースでは見事4位入賞を果たした。
レースはうわさどおり、クルマ同士がぶつかりあう激しいバトルが繰り広げられ、非常にエキサイティングなものとなった。日本初のWTCCは大いに盛り上がった。
次は11月15−16日、マカオでの最終戦となる。
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