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246号線と、環状8号線との交差点近くの店舗。交通の便は最高だ。 |
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きれいに片づけられた店内はどこに何があるか一目で分かる。 |
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E-PROの開発車両、FZS1000。今回はこの車両でオイル交換をしていただいた。 |
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オイルパンはきっちりきれいにしてから使う。 |
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底にたまった、スラッジやゴミ。新車時はかなり大量に出てくる。オイルパンをきれいにしていたからこそ、よくわかる。 |
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ドレンボルトの位置によって、サイドスタンドとセンタースタンドを使い分けている。 |
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=プロショップのオイル交換=
プロショップで行うオイル交換とは?
今回、YAMAHAのプロショップ、「エイジュウプロ」で、オイル交換をしていただき、プロショップでなければ出来ない、様々なこだわりを伺った。
店名:株式会社
エイジュウプロ
住所: 〒158-0095
東京都世田谷区瀬田3-15-9
Tel: 03-5716-6337
Fax: 03-5716-6338
URL:http://www.eijyupro.co.jp/
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ショップオーナーの渋谷栄重(えいじゅう)氏。一旦オートバイを触り始めれば、とことん手を抜かない。
プロショップのこだわりを求めてくるお客様が多い。 |
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入っているものを抜いて、新しく入れる――。言ってしまえばこれが「オイル交換」だけれど、ただ作業をこなすだけと、プロがきちんとバイクの調子を考えながらオイル交換を行うのとでは、バイクの調子自体が変わってくるのをご存知だろうか。今回は、プロフェッショナルな整備点検と,カスタムやサービスでおなじみの、東京・世田谷の潟Gイジュウプロにおじゃましてお話を伺った。
「最近、オイルってほとんど量販店で買うか、交換まで任せてしまう事がほとんどでしょう。なんでも揃っているし、お手軽だし、1ヶ所でみんな済んじゃうからね。だけど本当は、それだけじゃだめなんだよね。オイル交換でも、バイクのコンディションやエンジンの寿命のことまできちんと考えてやらなくちゃ、っていうのがうちの考えなんだ」
渋谷栄重さん。ヤマハ出身で、ヤマハ時代にはファクトリーチームの監督や、エイジュウプロを創業したあとも、自らレーシングチームを率いて鈴鹿8時間耐久レースへも参戦したこともあるバイクショップの代表である。カスタムは当然、整備もサービスも、プロクォリティをテーマにしているショップだ。
「うちはまず、オイルはいかに大切かって事を、日頃 からお客さんに言っているからね。ただエンジンの潤滑だけじゃなくて、パワーアップにつながることだってあ
る。それが量販店とはちがう、うちのサービス。それをわかってくれるお客さんは、一度うちでやってくれた後は、その次も来てくれるよね」
まず最初に大切なのは、オイルのクォリティ。エイジュウプロは、あ
ることをきっかけにMOTULのオイルを使ってくれるようになった。
「チューニングの延長線上で、最高速チャレンジをしていた事があ
ったんだ。ヤマハのYZF1000Rサンダーエースで、FISCOで300km/hオーバーの争いをしていた。それでチューニングを進めていくうちに、どうしてもクランクのメタルが焼き付いちゃうんだ。298km/hまでは純正オイルでもOKだったんだけど、その先を狙うと、焼き付いちゃう。もう、限界かな、と思っていろいろなトライをしていたんだけど、ある日オイルを変えてみたら、ってアドバイスされたことがあった。それで出会ったのがMOTULだったんだ。MOTULにしてから初めて300m/hの壁を越えられた、それからはずっとMOTUL。お客さんに勧めるものだって、自信を持って勧めたいからね。何基も何基もエンジンをバラしては組んできたから、いいオイルを使っているエンジンと、そうでないエンジンは一目瞭然。パワーはもちろん、エンジン内部の摺動部の寿命だって違うからね」
実際にオイル交換の作業を見せてもらった。まずドレンボルトを緩めて、という作業をするまでに、エイジュウプロならではの手順があ
った。まずは廃オイルを受けるバットを洗浄して、オイル注入口まわりをキチンとエアブロー清掃。これは万が一にでも、注入口からごみが侵入するのを防ぐためだ。
「バットを洗浄するのだって、廃油を受けた後、オイルがどれだけ汚れていたかがわかるようにしているんだ。廃油の底には、いろいろと異物が混じっているものだから、その内容を見てエンジンのコンディションがわかる。新車の1回目のオイル交換なんて、ケース内部からはがれたアルミ片や、ミッションのアタリで出た鉄粉、ケース合い面の液体パッキンのカスだらけ。オイルの必要性がよくわかるよ」
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