 |
 |
三重県鈴鹿市に居を構えるモリワキエンジニアリング。ここから様々なアイデアと製品が生み出されます。 |
 |
 |
 |
最新のレーシングマシンやオリジナルパーツが並べられたショールーム。レース好きにはたまらない空間です。.
|
 |
 |
 |
 |
歴代のレーシングマシンや写真パネルなどがモリワキの歴史と戦績を物語ります。
|
|
 |
鈴鹿8時間耐久レースに代表される最高峰4ストロークマシンでの活躍にとどまらず、様々な分野に躍進し続ける「世界のモリワキ」。
最近のホンダVTRにおけるレース活動や、新たに挑戦を開始する600ccクラスのレースなどについても興味深いお話が盛り沢山です。
店名:
有限会社モリワキエンジニアリング
住所:〒513-0816 三重県鈴鹿市南玉垣町6477−1
Tel: 0593-70-0090
Fax: 0593-84-2838
Url: http://www.moriwaki.co.jp |
 |
 |
 |
常にモーターサイクル界、レース界の未来を見つめる森脇
護社長にお話をうかがいました。
|
 |
|
|
 |
MOTUL:モチュールをお取り扱いになる前の、オイルにまつわるお話からお聞きしたいんですが。
森脇:
以前はインライン4のエンジンで排気量の比較的小さいものからある程度大きいものまで、オイルに対する負担のあるものないもの、ある意味で癖の強いエンジンまでなんでもやっていたわけなんです。もちろんオイルもいろいろ試しましたよ。
ところが、ここ2年ほど前からホンダのVTRというエンジンを使い始めて、それが2気筒の1000ccというフリクションがものすごく大きいくて、衝撃値がすごく大きなエンジンだったんです。実はそれまで純正オイルを使っていたんですが、やはりかじったり磨耗したり変形したりというのが非常に顕著に出てくるようになって、我々としてもそんなにトルクが大きくてV型の2気筒のエンジン、ピストンの径が約98mm、100mm近くもあ
るような大きなピストン、それ自体がもう初めてだったんですよね。
その中で、特に磨耗の面でのトラブル対策で頭を悩ましていたとき、たまたまモチュールを使用してる知り合いのチューナーが「モチュールってオイルいいですよ。」という話があ
って、そこからモチュールさんにお尋ねしたら、磨耗に対しては非常に強いですよという話があ
ったんで、1回試しに使ってみようと思い使ってみたわけです。
そうしたら、本当に問題になっていたところがぴたっと止まって非常に性能が良かったんです。正直なところ驚きました。しかも、出力的にもフリクションが少ない分だけアップするという一石二鳥の効果もあ
って、それ以来モチュールのオイルを使い始めたというわけです。
MOTUL:
それまでの問題が、モチュールでクリアされたわけですね。
森脇:
そうですね。ピストンの磨耗も確かに当たりが良くなったんですが、もっと大きかったのは、DOHCになってるもんですから、バルブリフターとシリンダーヘッドの間でカムが摺動する部分にものすごく大きな負荷がかかるんですね。そのあたりの磨耗度というのが極端に変わったんで、もうモチュール使うしかないなと。それ以後は他のオイルのことは全然考えられませんね。趣旨をお聞きしたら、開発もどんどん進んでいるみたいだし、うちとしてはモチュールのオイルというのはこれから手放せないというところですね。
例えば、バルブリフターのところに、カムでリフターが少し回転しながら擦れていくんですけども、擦れたときに直接アルミの部分とリフターの鉄の部分とが擦れ合って、そこに模様ができるんです。かなり大きな模様ができてしまうのですが、モチュールに換えてからその模様が完全に消えてしまったというぐらい、変形をしてない。ということは磨耗に対して、非常にしっかりとアルミと鉄との間にオイルの膜が存在していて、直接当たらないようにしてるということが言えると思うんですね。
|
|