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YSP大阪箕面店
2003年、#1で走る、嘉陽哲久選手
 
 
 

 

 

何と機密事項と言ってもいい大切なデータを自社のホームページで公開しているのだ。ここで西上氏の許可を頂き、その内容を紹介させていただく。

まず、混合比はMOTUL推奨の25:1から33:1の中から30:1を選択。これはTZによるものだが、パワーと消耗のバランスが一番良いところだそうだ。そして、セッティングの目安はやはりピストンの焼けとデトネーションで判断する。デトネーションが無く、ピストンの排気外側にカーボンが付着するくらいの焼けがベストとのことだ。セッティングが濃い方向だとこの焼けが現れず、薄いと焼けが濃くなりデトネーションが発生する。普通はセッティングが濃いと、焼けも濃くなると思いがちだがMOTULの場合は、実は逆なのである。

当然、これらはデトネーションカウンター、データーロガーを使い、実走行とシャーシーダイナモから得たデータであ る。ホームページでは実際の各状況でのピストンの画像も公開されていて分かりやすい。

←詳しくはこちらをご覧ください。

RC甲子園ではレースから得た情報をお客様にフィードバックしているのだ。
「レースで勝ったといっても、そのマシンと同じものをお客さんに提供できなければ意味がないでしょ?うちはレーシングチームでもあ るけれど、基本はバイクショップですから。
お客さんに販売できないパーツを使ってレースをやった事はないのです。逆にレースで使って良かった物を販売していきたいのです。」
ここがRC甲子園のこだわりなのだ。

更に西上氏は付け加える。
「レースではセッティングも重要ですがメンテナンスも更に重要です。いくら早く走ってもゴールできなければしょうがないですからね。だから、ショップの方でもメンテナンスには力を入れています。去年オープンさせたYSP大阪箕面では店舗の規模から豊富な在庫量が売りに思われますが、メンテナンス施設を中心に店舗を設計しました。今は、ユーザー車検が増え簡単な車検が多くなっていますが、メンテナンスの必要な箇所は絶対にメンテナンスが必要なのです。」
セッティングの極意は豊富なデータの中から生まれる。豊富なデータはしっかりとしたメンテナンスによって更新され蓄積される。

チャンピオンチームのRC甲子園も、プロショップとして当たり前のことを忠実に行い、当たり前のサービスとして、そこから得たデータとノウハウをユーザーに提供しているのである。

 
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